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会長挨拶

事故技術研究会は公益社団法人日本技術士会の登録グループとして、 永年にわたり、損害保険会社、鑑定人会社、裁判所および弁護士からの依頼で 各種事故や災害の技術鑑定業務を行っています。当会の会員は現在約20名で全員技術士であり、関係する技術部門は機械、電気、化学、建設部門など多岐にわたっております。会員は理工系大学、大学院、工業高等専門学校の卒業生であり、非常勤講師含めて現役の大学講師や名誉教授も含まれております。また、対応する部門の多様化や仕事量の増大に伴い、適宜、会員の増員も行っております。

事故技術研究会は定例の会合を月1回開催し、それぞれが経験した事例についての意見交換、損害保険に関する勉強会、 裁判における鑑定人の立場や鑑定書の書き方等の講習等も行って、総合的な技術レベルの向上を図っており、依頼主の方々に信頼される会として常日頃から研鑽しております。

事故技術研究会が手掛ける依頼としては地震や集中豪雨による土砂崩壊、受変電設備の損傷、積雪による建物の被害、大型機械や昇降機の事故調査、建築物の漏水、火災など多岐にわたります。当研究会の特徴は会員それぞれが個人事業主として、依頼を受けた業務を独立して行っています。そのため専門以外の案件が来たときは、それを専門とする会員に紹介し、紹介された人が責任を持って業務を完結するようにしています。加えて、複数の技術が必要となる案件については、責任範囲を明確化した上で共同で取り組みます。

また、技術士は技術士法第45条に秘密保持義務を課せられています。お客様から常にさまざまなご相談がよせられていますが、これらは全て機密事項として扱われます。ご安心してご相談いただければと思います。

お客様からご相談いただいた事故の原因を調査する時にはさまざまな可能性を検討して見解をご報告いたします。そこには既存の専門書の情報だけではなく、技術士として過去の事例などの経験に基づく洞察力も十分に発揮して原因調査を行います。見解書や報告書についてはお客様からご提供された資料をもとに作成します。また必要であれば現地調査や現物分析をすることで詳細な原因分析を行うこともできます。

当会のホームページでは過去の事例や会員の専門分野などの情報を公開しています。ぜひ参考にしていただければと思います。事故技術研究会では常にお客様の疑問や不安なことについて誠心誠意をもって解決することに努めています。お気軽にご相談ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

事故技術研究会会長 福﨑昌宏
2022年8月吉日

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